マットとラグとの違い
マットとラグとの違い
マットやラグそしてカーペット、絨毯など、敷物一般をその大きさや材質使う場所などによってそれぞれを呼び分けているのですが、国や地方によってその呼び方の基準が少し違っています。
玄関などの出入口に靴のほこり落としなどの目的で敷いてあるものをマット、部屋一面に敷き詰めてあるものを絨毯やカーペットと呼び、暖炉前やテーブルの下のみなどの一部分に敷いてあるものをラグと呼んだり、他方ではたたみ1畳ほどの敷物をマットと呼び、1畳から3畳ぐらいまでをラグ、それ以上をカーペットとして読んでいる場合もあります。
イギリスでは、部屋全体に敷き詰めるものをカーペットと呼び部屋全体に及ぶ面積がなければラグと呼びます。
また、アメリカでは手織りであればカーペットと呼び、機械織りであればラグと言います。
このように、それぞれに、明確な線引きはなく、地方や会社または国ごとに微妙に区別する基準が異なるようです。いわばコミュニティーや、集団独特のイメージの基準で決まることが多いようです。
総合してみるとマットというのは、比較的小さめで材質もインテリア性というよりも機能的なほこりや汚れを部屋に侵入させないための材質で作られた玄関やふろ場などの水回り、トイレで使われるものです。
ラグとは、部屋に対して小さめであり、インテリアとしての意味合いが高いものを言うようです。材質もよいものであることが多いようです。ソファ前などの一部にのみ敷くもので非常に手の込んだ作りのものもあります。
絨毯は部屋一面に敷き詰めてあるため家具の移動などの問題があります。
クリーニングを個人でするわけにもいきませんが、洗濯可能なものも多くあります。その場合、洗濯機は厳禁です。
小さなものですと洗濯機に入りそうな気がしますが、製品を痛めてしまいますので洗濯機は使わないようにしたほうがよいでしょう。
基本は、手洗いになります。晴れた日に外でたわし等でこすって洗うのが一番いい方法です。敷物一般として同じようなものとされますが取り扱いを注意する必要があります。
マットは主に汚れ取りや室内に誇りを入れないための機能性を重視した材質で作られており、最近ではマットを貸出しクリーニングやレンタルをしてくれる業者もいます。
その他店舗や会社においては入り口やエレベーター前の広告や看板の機能を持たせているものもあります。
また、台所やレストランなどの厨房の滑り止めとしての機能があるゴム製のものがあります。