カーテンに使用される素材の効果や色の効果
カーテンに使用される素材の効果や色の効果
カーテンは現代の住宅のほとんどで使用がされています。
就寝時には部屋が明るくなりすぎないよう、差し込む日光の量を調節することが可能であり、昼間などであっても、室内を外から見えないようにしたいときなどには活躍してくれる存在です。
カーテンは現在、既製品のほかにもオーダーメイドで作れるようなものもありますから、それぞれの人のニーズに応じたものが作れるようになっています。
ではどのようなファブリック、つまり生地があるのかというと、これは大きく分けて四つのファブリックに分類することができます。
まず最もよく使われることとなるのが、ドレープ生地と呼ばれるファブリックです。
織物によって作られた厚手のカーテンがこのドレープ生地と呼ばれるタイプですが、この生地は特に保温性に優れているという特徴があります。
ドレープ生地のカーテンを使用することで、冬季などに室内の暖かい空気が冷やされてしまうというようなことを防げるようになりますから、冬季に気温が下がりやすい地域などで使用するには最も適しているといえます。
また色も非常にさまざまなものが取り揃えられているという特徴もあります。
暖色のものを選んで使用すると室内を温かく見せることができるようになりますし、寒色のものを選んで使用すると室内の雰囲気をよし締まったものに見せてくれることとなります。
同様に活躍の場の広いファブリックとして知られているのがレース生地です。
透過性の高い薄手のある生地であるため、これ単体で使用されるということはほとんどなく、通常はドレープ生地と組み合わせて使用されることとなります。
ですが最近製造されているレース生地のものは、遮光性こそ高くはないものの、室内を見えづらくする効果が高いものが多くそろっていますので、昼間などに室内のプライバシーを保護するために使用されることが多くなっています。
色自体は白色が多いのですが、模様などは非常にさまざまであるため、それぞれの人の好みに応じたものをチョイスすることができるようになっています。
また昨今、高層マンションなどで非常に高い人気を持つようになっているのがシアー生地です。
これは光を取り入れつつ、織り込まれている模様を楽しむことができるような加工がされています。
遮光性が低く、かつ外部の風景も見えるようになっているため、通常の家屋などでは活躍の機会が少ないのですが、高層マンションなどでは外から室内をのぞかれるということが少ないため、夜間であっても夜景を楽しむことができるカーテンとして愛用されるようになりました。
一般の家庭であればレース生地のものとドレープ生地のものを併せて使い、外から室内を見られる恐れがなく、かつ風景を楽しみたいという場所であればシアー生地のものを選ぶとよいでしょう。