長く使えるように。毎日快適!ラグ・マットのお手入れ方法
■ お手入れについて
- ◆日頃のお手入れ
細かなゴミやホコリをとるために週に1~2回、毛並みの反対方向に掃除機をかけてください。
- ◆月一回のお手入れ
バケツ一杯のぬるま湯にキャップ1~2杯の中性洗剤を溶かし、雑巾を固めに絞り、
毛並みの反対方向に強く拭いてください。
- ◆年一回のお手入れ
年に一度は外に持ちだし、カーペットの裏側から棒などで軽くたたき、
ゴミやホコリをたたき出して下さい。その後2~3時間裏返しのまま陰干しして下さい。
- ◆パイルの飛び出し
パイルが飛び出した時には、引き抜いたりせずに、ハサミで丁寧に切りそろえて下さい。
- ◆ダニの発生を防ぐには
ダニはあらゆる場所にいますが、日頃のお手入れと換気で繁殖は防げます。
吸引力の大きい掃除機で週に2回は掃除しましょう。夏の大掃除も効果的です。
風通し良くしましょう。
ご注意 |
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●フローリングの上に置き敷きする場合 ●カーペットの上にラグ・マットを置き敷きする場合 |
■ シミの取り方・部分汚れ
経験のあるクリーニング店にまかせるのが最良ですが、部分的な汚れには市販されているクリーナーでも 十分です。色落ちしないことを確かめてからお使いください。汚れは周囲から中心に向かっていくとムラに なりにくくなります。汚れをとった後は必ず毛並みをそろえてよく乾かしてください。 汚れ落としはすぐに処置することが一番です。
- ◆ 紅茶・コーヒー類
- 水で固く絞ったタオルで拭いてください。生クリームやミルク入りのときは、薄い洗剤液で拭いてください。
古いシミは、レモン片か酢で拭くと効果的です。
- ◆ ビール・洋酒・日本酒
- 水またはぬるま湯を、布か綿棒に含ませて、シミを吸い取らせるような感じでたたいてください。
ぬるま湯でも落ちないときは、中性洗剤をご使用ください。
- ◆ あめ(キャンディー類)
- お湯に洗剤を溶かし、それで絞ったタオルで拭きとってください。
もし、跡が残っていたら、アルコールで軽く拭いてください。
- ◆ ケチャップ
- 紙でとり、酢で拭いてください。
色が残ったらオキシドールで拭いてください。
- ◆ しょう油・ソース
- ティッシュペーパーなどでできるだけ吸い取り、洗剤を入れたぬるま湯で拭いてください。
古いシミはオキシドールで漂白してください。
- ◆ 生クリーム・バター・マヨネーズ
- お湯を含ませた布で拭いてください。
その後、洗剤液で拭いてください。まだ残るようならアルコールで、拭いてください。
- ◆ 口紅
- アルコールでこすり取り、洗剤を入れたぬるま湯で拭いてください。
- ◆ 香水・化粧水
- 石鹸水で拭いてください。
- ◆ クレヨン・靴ズミ
- ひどい汚れはアルコールを歯ブラシにつけて、たたくようにして取り、その後ぬるま湯で拭いてください。
- ◆ ふん(犬、猫など)
- 漂白剤入りのクレンザーを盛り上げ、べとべとしたものを吸い取らせてください。乾いてから掃除機の隙間ノズルで吸引してください。漂白剤は殺菌作用があり臭気も消えます。
- ◆ 泥
- よく乾かして指先で落としてからブラッシングしてください。その後、洗剤を入れたぬるま湯を含ませた布でたたき落としてから水で拭いてください。
■ ラグ・マットQ&A
- ラグ・マットを買ってきてひろげたところ、臭いがきつく数日たってもとれません。
- 素材又は、製品特有の臭いと思われます。どちらも人体に有害な成分ではなく、一日1~2時間程度お部屋の窓を開けて換気していただきますと1~2週間で随分軽減されます。
その後も臭いが軽減せず、気分が悪くなるようでしたらただちに使用をおやめください。
- 買ってきたラグ・マットから遊び毛がでてきて、なかなかおさまりません。
- 綿やアクリルウールに代表される紡績糸使いのラグ・マットはしばらくの間余分な毛が出てくる場合があります。
掃除機(ブラシなし)で吸い取っていただきますと1~2ヶ月程度で随分軽減され、この遊び毛が取れたあとにラグ・マット本来の毛ヅヤが出てきます。
- 折れ曲がったまま使用していたら折りシワがついた。
- ラグ・マットの折れた方向と逆の方向に折り目をつけた後、スチームアイロンの蒸気を折り目の部分に当てるか
(直接アイロンを当てないこと)、ぬるま湯を湿らせた布でパイルを起こし、毛並みの反対方向に沿ってブラッシングしてください。
- 防ダニ、抗菌防臭等、各種機能性の加工は人体に安全ですか?
- 使用薬剤の安全性については、経口毒性、変異原性、皮膚刺激性試験を確認していますので、人体に安全です。
- ラグ・マットのよごれを落す洗剤はありませんか?
- ホームセンター等で販売しているカーペット用のクリーナーをご使用ください。
- 防炎ラグ・マットは燃えないのですか?
- 火災の原因となるため火気を近づけないでください。「防炎ラグ・マット」は燃えないラグ・マットという意味ではなく、火気には一般品同様に十分な注意が必要です。
■ 正しい保管の方法
- ● 型くずれを防ぐために、パイプを芯にして巻くのがコツです。
- ● パイルが寝る方を手前にして必ず内巻きにしてください。
- ● ほこりよけにはポリシートか新聞紙でくるんでおけば十分です。
- ● 横に保管してください。立てたり、上にものを置くのは型くずれのもとです。